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┼poke'mon blue┼ プロローグ



━現在 6:30 、シノガタウンの住宅街

目覚まし時計が鳴り響き、青年が起きあがる。
青年は皆がするように朝の支度をし、仕事に行く為の準備をすませ新聞に目を通した。

   -「国際秘密保管銀行失態」ブルーエリアデータ、盗まれる。

青年は驚きを隠せないようだ。
とは言っても国際秘密保管銀行から何かが盗まれたからではない。

───「ブルーエリア」という言葉があったからである



━12年前 シノガタウン

まもなく夜の12時になろうとしていた。
ここはシノガタウンのビル。それも大企業らしい、超高層ビルと行ってもいいのではないか。

   -ポケモングッズカンパニー

なるほど、グッズ製作会社か。それも様々なアイディア商品の数だ。
商品の数はこの会社をここまで大きくしたのだろう。


どうしたものか、こんな時間に F36 の窓からは光が漏れている。

   -機械系グッズ作成・実験室

中には人が流石に1人しか居なかった。
この人は男性、結構年寄りだった、60~65くらいだろうか。

この老人は勿論何か作っているのだが、なにやら独り言を言っている、完成したのか?
「この中に入れる人工知能も出来たし、完成だ。」やはり完成したのか、老人の顔がほころぶ。
「ふぅ、となるとテスターのポケモントレーナーが必要だな。 250・・・いや、300人ほど招待するか」

そう言うと老人はポケモングッズカンパニーのHPからメッセージを全国のポケモントレーナーに送った。

   -artificial worldテスター募集 すばらしい電脳世界で暮らしてみませんか?



━実験終了から4週間後

シノガタウンのこの少年は起きるなりすぐポストに向かった。
そう、この日は電脳世界「artificial world」のテスターの当選発表の手紙が来るのだ。

「ふぅ、やっと来たか」少年は深く深呼吸した。
(あ、そう言えばサイラス達と一緒に開けることになってたんだっけ)

少年は右手の腕時計を確認する。現在 8:55。
(げっ!確か集合って 9:00 じゃなかったか?やばい、急がないと・・・)

「おい!ウィルフレッド、急ぐぞ!」
少年がそう叫ぶと庭の方から何かがやってくる、犬・・・では無い、
犬よりかはるかに大きい獣だ、ゆうに 1.8m はあるだろう。

この生き物はこの世界で「ポケットモンスター」、通称「ポケモン」と呼ばれる生き物だ。
少年がウィルフレッドと呼んだこのポケモンはウィンディ。
赤茶色の毛にベージュのふさふさとした毛がところどころ生えている。

そして少年は赤と白の色をしたボールを取り出した。そしてボールをウィルフレッドに当てた。
その瞬間、ウィルフレッドの体がまばゆい光に包まれ、あっという間にボールに吸い込まれた。

このボールは「モンスターボール」といい、ポケモントレーナーがポケモンを連れて歩く為のボールだ。
もちろんポケモントレーナーである少年はモンスターボールを持っていた。

「よし、飛ばすぞ!」少年はものすごい勢いで自転車を走らせていった。

(お、サイラスの家が見えてきた。うわっ、みんな集まってんじゃん・・・)
少年の言った通りだった、家の前には3人、皆少年の友だちだろう。

「よし、ギリギリせー」
「フ、じゃねえだろ、10分も遅れてるぜ。」と、少年の言葉をさえぎった。だぶんサイラスだろう。

「まぁいいぜ。それよりも封筒持ってきたか、ウィリアム?」
「あぁ、ちゃんと持ってきたよ。じゃぁサイラス、一斉に開けるか?」
少年・・・いや、ウィリアムは封筒を持った手を前に差し出す。

「じゃぁせーので開けるぞ、せーのっ!」



     ───ウィリアム様、この度はartificial worldテスターに応募頂きありがとうございます。


     ───当選結果:当選しました、パートナーのポケモン一匹と招待したい人を一人つれ、


     ───4/13 に「ポケモングッズカンパニーF36」に集合して下さい
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